療育・教育プロ監修:絵カード~息子の活用事例~

~ 療育・教育プロ先生&知的障害児の母であったらいいなをかたちに ~
絵カードで子どもとのコミュニケーションの幅を広げよう!!

概要

療育・教育プロ監修のもと、実際に知的障害のある息子でも使用しモニタリングを重ねながら、あったらいいなをかたちにし、こだわりにこだわり抜いた絵カードの販売を開始致しました。

ウォールポケット×絵カード

– ウォールポケットに入れると一目見て時間軸・やることがわかるので視覚的に見通しが立てやすくなります。

リングカード×絵カード

– リングカードを使えば、気軽に持ち運びができ、外出先でも意思疎通がはかりやすくなります。

息子の活用事例

5歳(年長)、男の子、軽度知的障害である息子の場合には、出かける際の切り替えがなかなか上手くいかず遊び続けていたかったり、逆に帰宅した際に、何よりも真っ先におもちゃで遊びたくなってしまうケースが多かったので、玄関の見やすい位置にウォールポケットに時系列に絵カードを入れて使用しています。

『保育園からの帰宅時』の例)

  • 玄関を入って先ず、帰宅後にすることの一連の流れを絵カードを指差しながら説明する
  • 「くつをぬぐ そろえる」カードを抜いてみせる
  • ②ができたら、カードを裏返してウォールポケットに戻す
  • 「てあらい うがい」カードを抜いてみせる
  • ④ができたら、カードを裏返してウォールポケットに戻す

上記のような流れで使用していました。一つ一つの動作が出来たら、出来た事をとても褒める、また、全てのカードが裏返って完結したら、もっともっとうんっと褒めてあげる、そのような事を繰り返していました。

ですが、生活活動ばかりだと、つまりそれは、親がやってほしい、親からの要求ばかりの為、途中、必ずといっていい程、飽きてしまっていました。
そこで、「秘密兵器」の『おたのしみ』カードを作ってもらい、飽きてそうなタイミングで投入するようにしだしたところ、見事に完結できるようになりました。

『おたのしみ』の例

  • はみがき前・・・デザートタイム
  • おふろ前・・・入浴剤や水鉄砲等おふろで遊べるアイテムを選べる券
  • ねる前・・・タイムタイマー(※)で時間を決めて、絵本・おもちゃ遊び・YouTube等

など。

絵カードを活用するようになり、約半年が経ちましたが、今では保育園帰りの自転車の後部座席に座りながら、家が近づくと、
「1番、くつをぬぐ そろえる」
「2番、手洗い うがい」
と、すっかり記憶し、自分で唱えながら玄関に入り、絵カードをみなくても行動できるようになってきました。
お兄ちゃんが帰宅し靴がそろっていないと、「にぃに~!靴そろえていないよ!」と、注意までするようになっていて感心します!(笑)

療育・教育プロ監修!絵カードについての解説リンクはこちらから
  1. 絵カードとは
  2. 絵カード~制作のきっかけ~
  3. 絵カード~制作メンバーの紹介と想い~
  4. 絵カード~息子の活用事例~
  5. 絵カード~代表者の想い~