「親子ワークショップ」実施のお知らせ ~ 子どもから学ぶノーマライゼーション ~

先日(2023513日)、『リズムを楽しもう(リトミック&ダンス)』の親子ワークショップを開催致しました。

実施したねらいと内容は以下です。
<ねらい>

  1. 親子で触れ合いスキンシップやコミュニケーションをとることで愛着関係を育もう
  2. 音楽やリズムに合わせながら体を動かすことで五感を刺激し、運動機能や感覚機能を育もう
  3. 親子共に他者との関わりを持つことで、コミュニティを広げて心の安心・安全の輪を拡げよう

<内容>

  • リトミック
    17年間で約400組の親子を見守ってきた、元幼稚園教諭で1歳児の現役ママさんでもある幼児教育のプロ先生に考案&実際にピアノを弾いて実施してもらい、親子での触れ合い遊びや、ペープサートを使ったリズム遊び、動物変身遊びなどをしました。
  • ダンス
    以下の2曲を皆で踊り気持ちよく汗を流しました。
    『ダンスホール』(Mrs.GREEN APPLE)
    『ジャニーズメドレー』(関ジャニ∞,ジャニーズWEST,NEWS,嵐)

1歳のまだよちよち歩きのお子さんから5歳児、また姉妹でいらしていた小学校2年生のお姉さんまで、幅広いお子さんとそのママさんたちで和気あいあいと和やかなひと時で、あっという間の1時間半のお時間でした。

5歳の軽度知的障害の我が子も、輪の中でずっと一緒に同じ動作を・・・とはいきませんでしたが、そもそも同じ空間でずっと同じ動作を・・・といったものを求めてはおらず、各々のペースで自由にダイナミックに・・・というコンセプトだったので、お姉さんに「これはどうかな~?!」や「こっちいってみる~?!」、「じゃあ一緒にこの遊びをしてみようか?」と声をかけてもらって、楽しそうにその空間自体を楽しんでいるようでした。

我が子は我が子で、自分より小さなお子さんの歩幅とペースに合わせてリトミックを一緒に楽しんだり、泣いているお子さんを気にかけて声をかけてママさんのそばに連れて行ってあげようとしたりして、自分より小さな子には親切にする、優しくするといった事を自然とやっていたように見受けられました。

子どもたちの世界には、『共生』という根幹がもともとあり、だから初対面で短時間の中でも、ごくごく自然な言動としてでてくるんだろうなぁと関心しました。
「困っていたら出来る人が手をさしのべるし、とにかく楽しいことは一緒に楽しむ」
子どもたちこそが、もしかしたら本当の意味での(※)ノーマライゼーションを実現できている集団なのではないかと体感しました。

大人になるに従い、段々と自分とカラーが異なる人や多数派でない人を排除したり、距離を置こうとしたりしていくが故に、ノーマライゼーションという概念自体が生まれ、様々な取り組みが提唱されるようになったのであろうと思います。

障害の有無に関係なく、そもそも人には誰しも得手不得手がありますし、誰一人として全く同じ人はいないはず。
「困難な場面では手を差し伸べ合う、補い合う、そして、楽しいことも共感し合う」
参加くださったお子さんたちから、改めてこのとても大切な事を感じとらせてもらえた気がします。

ママさん同士も、長かったコロナ禍の緊張から少し解放されて、久しぶりにお子さんたちと思いっきり体を動かして気持ちよく汗がかけたり、お互いの子育ての相談をし合ったり出来てよかったと言っていただけ参加くださった事に感謝です。

リトミックを担当下さった先生も、親子さんの皆さんも、本当に素敵な時間をありがとうございました。

(※)ノーマライゼーション…障害のある人もない人も、互いに支え合い、地域で生き生きと明るく豊かに暮らしていける社会を目指す理念。

Kimoti 〜Quality of Life Counseling〜
代表 木持 めぐみ
コーポレートURL:https://qol-kimoti.com/
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